大成寺(だいじょうじ)
青郷地区
若狭でも数少ない臨済宗建仁寺派の中本山で、若狭三十三か所観音霊場巡礼31番札所です。心をリフレッシュしてくれる座禅体験も行っており、住職が説法と座禅を指導します。
瑞応山 大成寺(ずいおうざん だいじょうじ)
宗派 臨済宗建仁寺派
ご本尊 聖観世音菩薩
御詠歌 日引なる ふるさと遠く聞こえこし やさかを偲ぶ今日ぞ尊し
創建は観応2年(1351)足利尊氏の二男・基氏の開基とされています。
御詠歌にもあるように高浜町内浦地区の日引にあり瑞泉寺といいましたが、火災により焼失しました。応永元年(1394)小浜領主・大高重成の庇護により、この地に移し再建しその時、領主の徳をたたえ「大成寺」としました。
六代目の梅岩瑞賢侍者が住持のときに諸堂が焼失しましたが、天文十八年(1550)に領主・武田元光が伎西堂を開山に招いて再興しました。
山門は八脚楼門。文政4年(1821)の建立で町の文化財指定を受けています。
現在は若狭三十三観音霊場の第三十一番札所となっています。