高浜町内での取り組み

高浜町内には8つの海水浴場がありますが、まずは若狭和田海水浴場でブルーフラッグを取得し、その後他のビーチにも広げていくことを検討しています。 現在、若狭和田海水浴場および沿岸では、ブルーフラッグを契機に、例えば次のような取り組みが進んでいます。これらはあくまで様々な問題を解決するための一歩であり、今後も地域が一体になって、美しい海を次世代にも継承していきたいと考えます。

■施設整備

ブルーフラッグの認証基準に適合する施設として、新たに情報掲示板、車椅子対応駐車場、多目的トイレを整備しました。

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■ライフセーバーの活動支援

ライフセーバーの活動拠点となっている救護所を改築しました。改築により、救護所内に車椅子対応のシャワー室や多目的トイレ等の設備が充実します。また、今後のビーチ景観を誘導していくような外観となる予定です。

■清掃、ごみ処理

平成27年より、海水浴期間中の夕方に、ライフセーバーの皆さんが中心になって海水浴客や地元の皆さんも一緒になって行うビーチクリーンを毎日行っています。また、海水浴場内の3か所に、分別回収が出来る大型のごみ箱を設置することになっています。

■環境教育

環境教育は、ブルーフラッグプログラムの中でも特に大切な要素です。若狭和田の砂浜では、年間を通して福井県立大学の富永先生が講師になった「海の生き物観察会」を行っています。また、水に関する体験型教育ブログラム「プロジェクトWET」の普及をはかっており、指導者向けの講習も進んでいます。

■障がい者向け海水浴体験

ライフセーバーと町内の障がい者支援団体が、共同で海水浴の体験イベントを開催しています。こうした複数の異なる団体の連携も、ブルーフラッグの成果のひとつです。

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■景観整備

海浜の情報掲示板設置を契機に、サイン等の設備や浜茶屋なども含めて心地よいビーチ環境を作ろうという取り組みも進んでいます。今後は町内の多くの皆さんのご意見を踏まえながら、高浜町全体に拡げていきたいと考えます。